竹田春陽|スタッフ
【第6回】RENOVES×Panasonic はじめてのモデルルーム設計、その感想と学び
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- 竹田春陽

▷墨だしの様子
みなさんこんにちは!RENOVESの竹田です。
「Panasonic×RENOVES モデルルームプロジェクト」のブログもいよいよ第6回。
今回は木村さんと私がメインで設計を担当したこのモデルルームについて、感想や学んだことをお話ししたいと思います!
入社以来さまざまなプロジェクトに関わってきましたが、今回のモデルルームは私たちにとって初めてメインで設計を任される挑戦でした。
ペルソナの暮らしを想像しながらプランをつくっていくうちに、設計の楽しさや責任の重さを改めて実感しました。

▷解体前の現地打合せの様子
このモデルルームを設計した中で私が一番印象に残っているのは、「間取りが自由!」なことです。
普段は新築住宅の設計に携わることが多く、マンションリノベーションは初めての経験でした。
戸建ての住宅はグリットに沿って柱や梁でが配置されていることが多く、数ミリ単位の位置調整が難しいケースもあります。マンションだと、壁の位置を細かく変えたり、水まわりの配置も工夫次第で柔軟に対応できます。
ペルソナ暮らしを想像しながら廊下の幅や洗面台の後ろの空間のサイズをミリ単位で決めることができるのは、新鮮でした。
間取りの自由度の高さが、より“暮らしに寄り添う設計”を考えるきっかけになったと感じています。
また印象的だったのが、「解体して初めてわかることがある」という点です。
今回のモデルルームではキッチンの向きを変更したため、排水管の関係上、床を上げる必要がありました。床上げ自体は当初から想定していましたが、実際に解体してみると予想以上に床上げ高さが必要なことが判明し、キッチン部分の天井が低くなってしまうことに。
この課題に対して、木村さんや設計スタッフと相談し、最終的には天井のクロスを張らず、コンクリートをそのまま見せる“現し仕上げ”にしてみようというアイデアにたどり着きました。
マンションリノベならではの自由さと制約を両方体験できたことで、設計の引き出しがぐっと増えたと感じています!
そして、そうした制約の中で生まれる工夫やアイデアにこそ、“ワクワク”があることも実感しました。
今回の経験は今後の提案や設計にしっかり活かしていきたいと思います!

▷斜めの壁の墨だし
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
モデルルームプロジェクトのブログも次回で最終回になります。
次回は木村からの感想をお伝えします。
どうぞお楽しみに!
竹田
【バックナンバー】
【第1回】RENOVES×Panasonic モデルルームプロジェクトはこちら
【第2回】RENOVES×Panasonic 既存図と初期プランはこちら
【第3回】RENOVES×Panasonic 理想を現実に。プランの再検討