札幌市中央区「PLUS+」(新築注文住宅)|現場のコト
土壁と、庭の植栽
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9月14・15・16日に開催させていただくRENO CAFE「PLUS+」の現場よりお届けします。
現地ではお客様のご要望により土を壁に塗っております。いわゆる土壁です。
土にもこだわりがあります。
どの地域の土を使うのか、藁(わら)の量、乾燥による割れ具合をどうするかなど、たくさんのサンプルを作っていただき、比較と検討を行いました。
上の写真がサンプルの一部です。
いよいよ仕様が決まり、実際に塗り始めました。
採用したのは瀬戸内海のある島の土です。決め手は色でした。
この他に江別産の土のサンプルなどもありましたが、土本来の色が明るく、活き活きした表情がお客様のお好みにあいました。
端から丁寧に、丁寧に。
塗り厚して、8mmになりました。(一般的な塗り厚は3~4mm)
塗り終えた直後の土壁です。
色が濃いところと薄いところがあるのは、水分が抜けているところとそうでないところです。
最終的には薄いところの色になるのと、水分が抜けることが割れが出てきて、よりテクスチャー感が際立ってきます。
そして現地ではもうひとつ最終的な工事として、樹木の植栽を行いました。
実際に樹木の確認のため、札幌近郊の樹木屋さんにお伺いし、木を選定しました。
たくさんの樹木があり、非常に迷われましたが、最終的にお選びいただいたのは、ジューンベリーと花水木の樹木です。
広葉樹であり、花が咲き、実がなり、虫が寄らず、育てやすい樹木、このようなご要望を整理していくと、この2本にになりました。
花水木は実がなりませんが、立ち姿が美しいということでお選びいただきました。