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戸建てリノベーションはどこが面白い?デザイナーが感じる魅力について〜前編〜

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戸建てリノベーションはどこが面白い?デザイナーが感じる魅力について〜前編〜

こんにちは。デザイナーの宮島義直です。

最近、戸建てリノベーションに関するご相談が増えてきて、『戸建てリノベの良さってどんなところですか?』と聞かれる機会が増えました。
そのたびに、戸建てリノベーションの魅力をつい熱く語ってしまう自分がいます……笑

今回は、私がデザイナーの視点から「戸建てリノベーションの魅力」を、少し肩の力を抜きつつ、2回に渡ってお伝えしたいと思います。

 

①. 年月を経た素材の表情と向き合う場所

戸建てリノベーションはどこが面白い?デザイナーが感じる魅力について〜前編〜

新築のようにまっさらな家も素敵ですが、戸建てリノベーションには、これまでの時間を感じさせる素材や構造が残っていることがあります。
壁のわずかな凹凸、梁のくすみ、柱材の古い木目や表情。見る方によってはネガティブなイメージを持たれることもあるかもしれません。

私としては、それらをただ隠すのではなく、「どう残すか」「どう見せるか」を考えることが非常に楽しく面白い観点だと思っています。
ある現場では、構造の天井や、古い柱をあえて残して、アクセントに見立てることで、新しい空間の中に、かつての素材の表情を引き継いだこともあります。

こういう素材との対話ができるのは、戸建てならではの醍醐味だと思っています。

 

②. 間取りの自由度が広がる(“変えられる部分”と“残す部分”のバランス)

戸建てリノベーションはどこが面白い?デザイナーが感じる魅力について〜前編〜

マンションリノベーションも面白いのですが、戸建てでは構造次第では“上下・外壁・屋根”といった構成要素を扱える幅が増えます。
例えば、吹き抜けをつくる、天井を上げる、増築をおこなう..etc そんな発想が形になりやすい。
ただし「何でもできる」わけではなく、構造上残す壁・基礎・耐力要素・断熱気密等との折り合いを常に考えています。

限りのある条件をどう活かすか。そこに設計の面白さが詰まっています。

 

戸建てリノベーションには、積み重ねた時間の上に、新しい暮らしを描いていく楽しさがあります。
もし「古い家をどう変えられるか知りたい」「どこまでリノベできるか相談したい」など思われたら、ぜひお気軽にご連絡くださいね。
その方らしい暮らしを、一緒に形にしていけたら嬉しいです。

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次回のブログもお楽しみに。

 

宮島義直