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鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム

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鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム

年末年始に実家に帰省した際に「鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム」に行ってきました。

当館の建築は、1951年に開館した神奈川県立近代美術館の旧鎌倉館を継承したものです。鶴岡八幡宮の境内に建設されることになり、1951年11月、建築家・坂倉準三の設計で日本初の公立近代美術館として神奈川県立近代美術館は開館しました。開館から65年間にわたる鎌倉館での活動において開催された展覧会は525本を数えましたが、土地の借地契約満了に伴い2016年1月31日をもって旧館での展覧会活動は終了し、同年3月31日に閉館。その後、旧館は神奈川県指定重要文化財(建造物)に指定され、神奈川県から鶴岡八幡宮に土地の返還と合わせて無償譲渡された後、2019年6月、新しい使命をもった鎌倉文華館 鶴岡ミュージアムとして開館しました。

鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム

建築好きの自分としては絶対に見ておきたい建築の一つでしたが、改修工事中のため本州にいた際は見ることができませんでした。やっとの思いで見ることができましたが、やはり写真では得られることのできない空間体験をすることができました。

鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム

特徴はなんと言ってもこの水面に刺さった柱でしょう。建築用語では「ピロティ」というもので壁はなく、柱のみで上階層を支えている形式になります。

柱が水面の中にあるものの代表としては厳島神社などの日本の神社建築があげられます。それらを近代建築の象徴とも言えるRC造で表現したことで今までにない空間が生まれています。

鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム
鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム

名作と言われる建築は開口の開け方や手すりなど細かい部分のデザインも勉強になることばかりです。

鶴岡八幡宮の敷地内にあるのでぜひ鎌倉に観光に来た際は立ち寄ってみることをおすすめいたします。