建築・インテリア|日常のコト
建方でわかる木造住宅の工法!
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みなさんこんにちは、ディレクターの玉木です。
先日、現在進行中の新築物件で建方の作業が完了しました!
この【 建方(たてかた)】とは、建物の柱や梁などの構造材を組み立てて骨組みを作る工程のことで、木造の建築では上棟(棟上げ)までの一連の作業を指すことが一般的です。
工事現場の近くを通った時に時折目にする光景で、見慣れていない方にはとても珍しい場面かと思います。
そんなときどき目撃する工事現場で、『何か少し様子が違うな?』と感じた事はありませんか?
それは木造住宅の骨組みを作る工程にも工法の種類があり、各社で採用している工法に違いがあるからです。
木造の住宅では大きく分けて【 在来工法(ざいらいこうほう) 】と【 ツーバイフォー工法(枠組工法) 】の2種類があり、他の工法もありますがこの2種類どちらかを軸にする応用した工法になります。
【 ツーバイフォー工法 】は、アメリカやカナダで発展した規格の木材で枠組みしたパネルを、主要な構造材として使用し箱状の空間を作っていく工法です。
パネル状にした壁や床、天井などの『面』で建物を支える『面構造』を特徴としています。

【 在来工法 】は、日本で古くから使われてきた【 木造軸組工法 】を現代の技術で発展させた工法で、柱や梁といった線状の骨組みで建物を支える骨組みを築く工法です。
この工法は、設計(間取り)の自由度が高く、比較的リノベーションや増改築への柔軟性が高いのが特徴です。
お客様との打合せを繰り返し、ひとつひとつの『生活』をデザインして形にするRENOVESにはピッタリの工法なので、RENOVESでは【 在来工法 】を採用しています。
色々な住宅の工事現場で時折目にするかと思いますが、少し足を止めて遠目から見てみるのも楽しいかもしれません!
玉木