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【北の聖地 白銀荘】標高1000mの山の上で、サウナと露天温泉と自炊と。家族で泊まった山小屋のような宿

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【北の聖地 白銀荘】標高1000mの山の上で、サウナと露天温泉と自炊と。家族で泊まった山小屋のような宿

こんにちは。サウナ好きな池田です。

先日、家族で一泊二日の小さな旅に出かけてきました。
まず向かったのは、子どもたちが大好きなトマムリゾートの「ミナミビーチ」。室内とは思えない開放感で、プール好きの子どもたちはテンション爆上がりです(笑)

そして、その日の宿として目指したのが…
標高1000mにある温泉宿「白銀荘(はくぎんそう)」。

本日は白銀荘の紹介をしますね。

  1. 白銀荘とは?
  2. 白銀荘は『サ道』にも登場した“聖地”のひとつ
  3. 白銀荘ではキャンプも楽しめる!のですが・・・
  4. 山小屋風の温泉とサウナが、とにかく最高だった
  5. ロウリュも楽しめるサウナは“テレビなし”で集中できる最高の空間
  6. 自炊スタイルが、旅をゆっくりにしてくれる
  7. 宿泊スタイルは“簡易宿”くらいの気持ちで
  8. 星空と夕日がとんでもなく綺麗なはず
  9. 【まとめ】白銀荘はこんな人におすすめ!
  10. アクセス・基本情報

白銀荘とは?

北海道上富良野町にある、標高約1000mの位置にある温泉宿泊施設
正式名称は「吹上温泉保養センター 白銀荘(はくぎんそう)」。
登山客・スキーヤー・キャンパー・サウナ愛好家に人気の施設で、山の中に佇む素朴な山小屋風の建物が特徴。

白銀荘は『サ道』にも登場した“聖地”のひとつ

白銀荘は、2019年12月28日放送の「サ道 2019年末SP‑北の聖地でととのう‑」というスペシャル番組です。
「白銀荘のロウリュありのサウナ」と「雪ダイブ」の様子がリアルに描かれ、一気に全国のサウナファンから注目を集めました。

到着は夕方。雲の切れ間から見える夕日が最高でした。

山の景色もとても幻想的で素敵です。

白銀荘ではキャンプも楽しめる!のですが・・・

今回の旅の本当の目的は、「キャンプ」でした。
白銀荘のすぐ側にはキャンプ場があって、自然の中でテント泊を楽しむつもりだったんです。でも…まさかの雨。

あきらめかけたその時、運よく和室の個室が空いていて、家族で宿泊できることに!
なんとも山の宿らしい、質素だけどどこかほっとする空間。
こういう“想定外”があるのも、旅の醍醐味ですね。

キャンプは500円。安い。

宿泊は大人3,100円、中・高校生2,100円、小学生1,500円になります。

ロビーの様子

山小屋風の温泉とサウナが、とにかく最高だった

サ道のポスターを発見

雨の中の温泉って、なんであんなに気持ちいいんでしょうか。

白銀荘のお風呂は、木と石でできた山小屋風のつくりで、入った瞬間に「うわ…いい」と声が出てしまう雰囲気。ほどよく暗く、静かで、心がゆるんでいく感じ。

しかも宿泊者は夜10時まで温泉が使えるんです。私はギリギリまで満喫(笑)
翌朝の朝風呂もOKですが、朝はサウナがやっていないので、そこだけはご注意くださいね。

白銀荘の一番の魅力といえば、やっぱり広々とした大浴場です。
内湯はヒバの香りがふわっと広がっていて、それだけで癒やされます。

中でも印象的だったのが、岩風呂の主浴槽を中心に、気泡風呂・寝風呂・打たせ湯など、バリエーション豊かなお風呂がそろっているところ。

しかも、これら全部が源泉掛け流し!
十勝岳の山麓から湧き出るお湯の豊かさを肌で感じます。

泉質はちょっと難しく言うと「酸性-ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉」。
色はやや黄みがかった透明感のあるお湯で、肌にやさしく、ピリピリしないのが嬉しいところです。

ロウリュも楽しめるサウナは“テレビなし”で集中できる最高の空間

そしてそして、サウナがとにかく良かった。全国のサウナーから“北の聖地”とも呼ばれているほどの人気っぷり。

熱々のサウナストーンに水をかけて蒸気を発生させるあの儀式…。これがまた最高に気持ちいいんです。一気に体感温度が上がって、じんわり汗が噴き出すあの感覚。まさに“ととのう”への第一歩。整い椅子がなかったのはちょっと残念でしたが、そんなの気にならないくらい空気感がいい。

冬には雪にダイブする外気浴もできるらしく…
それ聞いて、次は絶対冬に来ようと決めました。

自炊スタイルが、旅をゆっくりにしてくれる

白銀荘は、食事が提供されていたいのですが、自炊ができる宿泊施設でもあります。

共有の食堂スペースには、フライパン、鍋、お皿、箸、冷蔵庫など一通りの調理道具がそろっていて、自由に使えます。調味料は置いていないので、そこはご注意を。ガスは20分で50円の有料制。細かい設定が山小屋っぽくて、なんか楽しい(笑)宿泊者はほとんどが自炊をしていて、食堂には静かであたたかな空気が流れていました。

上富良野のスーパーで購入しておいたジンギスカンともやしを炒めて食べたのが思い出となりました。

売店もありますが、そこまで品揃えは良くありません。しっかりと食事を楽しみたいということであれば、上富良野のスーパーで購入されるのが良いかもしれませんね。

宿泊スタイルは“簡易宿”くらいの気持ちで

個室に泊まれたのはラッキーだったのですが、布団が薄くてちょっと体が痛い(笑)
もともと「簡易宿泊施設」として考えておくと、過度な期待をしなくて済むと思います。

個室の数は少なく、小部屋中心の宿なので、泊まりたい場合は早めの予約が吉。
今回はたまたま空いていたので、本当にラッキーでした。

その他は大部屋の和室、2段ベッドの部屋など共有で使う部屋が多いです。山登りをする方も多くいらっしゃっていました。

星空と夕日がとんでもなく綺麗なはず

私が行った日はあいにく曇り空だったんですが、周りに明かりがほとんどないので、晴れていたら星空がとんでもなく綺麗に見えるはずです。
「ここ、冬の星空見に来たら最高なんじゃないか?」と妄想が止まらなくなりました。

ちなみに、夕日もすごく綺麗で、山の稜線に沈んでいくオレンジの光にうっとり。
この一瞬だけでも、来てよかったと思える景色でした。

【まとめ】白銀荘はこんな人におすすめ!

• 静かにサウナを楽しみたい方(テレビなし、ロウリュあり)
• 冬に雪ダイブして整いたいサウナー
• 登山・アウトドア好きの方
• 家族でゆっくりと自然を感じたい方
• 素朴な宿で自炊をしながら過ごしたい方

次は絶対、晴れた夜に星を見に、そして雪の中でととのうために…
また来ようと思います、白銀荘。

アクセス・基本情報|吹上温泉保養センター 白銀荘

住所 北海道空知郡上富良野町吹上温泉
電話番号 0167‑45‑4126
公式サイト http://kamifurano-hokkaido.com/
営業時間(日帰り) 10:00~22:00(最終受付 21:00)
朝風呂:6:00~8:00(その後は清掃時間・サウナ利用不可)
宿泊 チェックイン 15:00/チェックアウト 10:00
素泊まり:大人 3,100円(冬期暖房料+150円)
日帰り料金 大人 700円/中高生 500円/小学生 300円
泉質 酸性-ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉(源泉かけ流し)
駐車場 約100台(無料)
支払い方法 現金またはPayPay(クレジットカード不可)
アクセス ・車:JR上富良野駅から約20分
・バス:町営バス「十勝岳温泉線」で約30分、「白銀荘」下車(1日3本)

備考:キャンプ場併設(1泊 500円)。周辺にコンビニやスーパーはないため、買い出しは上富良野町内で済ませておくのがおすすめです。