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【家づくりストーリー】子どもも大人も、みんなの好きが詰まった家づくり

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【家づくりストーリー】子どもも大人も、みんなの好きが詰まった家づくり

▷解体後の現地確認の様子。お揃いのリノベスヘルメットを被って。(マンションの場合は必要ないのですが、かぶりたいということでかぶってもらいました笑)

こんにちは。デザイナーの宮島明里です。

今回は来月7月5,6日、12,13日と2週にわたって、完成されたお施主様のお家をご厚意にてお借りさせていただき、ご参加いただける完成見学会「RENOCAFE」開催を予定しているお家について、どんな想いで家づくりを行ったのか、私の視点も含めてご紹介したいと思います。

ご家族は、30代のご夫婦と、元気な男の子ふたりの4人家族です。リノベーションを行ったのはご主人が子供の頃から住んでいたご実家のマンションの一室。数十年リフォームなども行っていないお風呂やキッチンは、大事に使っていても老朽化が進んでいて、そろそろ全体的に手入れが必要な状態でした。

また、上のお子さんが小学生になるタイミングでそろそろお子さん達の個室も用意しようということでリノベーション計画がスタートしました。

【家づくりストーリー】子どもも大人も、みんなの好きが詰まった家づくり

▷現地で床材の打ち合わせをしている様子。お子さん達はゲームに夢中。

このお家には大事な視点が2つあります。

1つ目の視点は「お子さんのための視点」です。

リノベのきっかけになった個室だけでなく、お子さんが楽しめる工夫が随所に考えられています。

元々の暮らしでもリビングにはソファは置かず、お子さんたちがのびのび遊べるようにと、広いスペースが確保されていました。その思いは新しいお部屋にも反映されていて、リビングにソファは置かず、お子さんたちが遊び回れるようにしています。リビングに隣接した洗面台はお子さん達がすぐに手を洗ったりできるように、廊下は通常よりも広くとってリビングの延長のように使えるようにと、お子さんが健やかに成長してほしいという気持ちが込められています。寝室に作った布団置き場やリビングのヌックもお子さんたちがはねたり飛んだり、かくれんぼしたり、そんな想像をしながら計画しました。

【家づくりストーリー】子どもも大人も、みんなの好きが詰まった家づくり

▷現地で並べた床材やクロスサンプルなど 全体のバランスが良くわかります。

もうひとつの視点は「ご夫婦おふたりの好きの視点」です。

お菓子作りの好きな奥様はキッチン空間にこだわりました。

たくさんイメージの写真を集めてきてくれて、キッチンのレイアウトから、色柄までとことん悩みながら一緒に決めていきました。

デザイン面だけでなく、パントリーや、マグネットのつく壁、掃除機や書類を入れておくスペースなど、使い勝手にもこだわった「好きが詰まったキッチン」になっています。

【家づくりストーリー】子どもも大人も、みんなの好きが詰まった家づくり

▷旭川にあるOMO7のワックス台。ここのワックス台の寸法を参考にさせていただきました。

ご主人はフェイバリットルームと名付けた「趣味部屋」をつくりました。

初めてご自宅にお伺いしたときに、スノーボードやサーフボード、その周辺のアウトドアグッズから謎の置物まで笑

たくさんの好きがつまった物たちをみて、好きなことに没頭できるそんな空間をご提案しようと思いました。

最初は控えめだったご主人も徐々に「こうしたい」ということを話してくれるようになって、それがすごく嬉しかったですね。

スノーボードのワックスをかけるための台も作りました。イメージにあったワックス台を探し求め、旭川のOMO7まで採寸に行ったのが良い思い出です。(エントランスにワックス台が並んでいます)

スタッフの目を盗んでせっせと採寸して帰ってきたのですが、だいぶ怪しい目で見られました笑

【家づくりストーリー】子どもも大人も、みんなの好きが詰まった家づくり

▷NUMB&HAZYではちゃっかり美味しいご飯もいただいてきました笑 横の壁が例のリクエストの壁。

ご主人からのリクエストで一面の壁と天井は、狸小路にある「NUMB&HAZY」という台湾料理屋さんの壁の色を模して塗装することになりました。

こちらはさすがに店主の方に許可をもらって堂々とカラーチャート片手に突撃してきました。

ついでに名物の麻婆豆腐も食べてきて、こういうリクエストは食いしん坊の私にとっては、嬉しいリクエストですね笑

こんなふうに「お二人の好きの視点」も見どころのひとつです。

お子さんがいらっしゃるとどうしてもお子さん中心に考える必要があって、自分達のことは後回しになりがちかと思います。

ですがこの家は「お子さんのための場所」と「ご夫婦二人の好きな場所」の両方が叶えられています。

どちらかひとつではなくて両方叶えていいんだ、子どもだけではなくて大人も楽しんでいいんだ、そんなことをこの家を通してお伝えしていきたいです。

中々写真だけでは伝わりきらない部分もあるかと思います。来月7月5,6日、12,13日と2週にわたってRENOCAFEを開催します。

ぜひ気になった方は見に来てくださいね。皆様のご来場をお待ちしております。

くわしくは下記より

 

【バックナンバー】

【思い出のお家へありがとう】リノベーション、キックオフ式♪

 

宮島明里