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コールテン鋼ってなに?
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コールテン鋼とは、「錆鉄板」なんて名前でも呼ばれている建築材料です。
写真の赤茶色をしている扉や門が「コールテン鋼」です。
アウトドア用品Snow Peak の本社工場看板や、新潟の森の学校キョロロ北海道では札幌の百年記念塔でも採用されています。
最近、弊社でも戸建リノベーションでコールテン鋼を採用しました!
このコールテン鋼の製作過程がとても面白かったのでご紹介いたします。
まず初めに成形されたコールテン鋼を洗います。
次に表面のコーティングを特殊塗料で剥がす作業です。
外部で採用する場合は経年で自然と赤茶色にサビて良い味が出るのですが、室内で採用する場合には事前に強制的なサビを促進させる必要があるのです。
今回は急いでサビさせたかったので、ガンガン表面のコーティングをはがしていきます。
それからしばらくは、、、
放置
するしかないのです。
よく言えば、
熟成
ですね。
熟成してしばらく経つと、こんな風に変色してきます。
だんだん赤茶色に近づいてきました。
アップで見ると、、、
虎柄
これはいけませんね。
もう少し熟成させます。
更に熟成期間を置いて、マットな風合いも出来てきました。
ここまでくるのに1週間は熟成させているでしょうか、、、
アップで見ると、もう一息のところまできています。
私達の目指す質感と風合いを目指して更なる熟成期間を置きます。
サビの進行速度をアップさせるために外に出してみました。
雨・風・日に当てると一気にサビが出てきました。
ついに完全なる赤茶色のコールテン鋼完成です。
トータル2週間の熟成期間を経て無事に完成しました。
こうして完成したコールテン鋼を扉に貼ったり、門にしたり、建築工事でかっこよく加工して完成です。
今後もコールテン鋼を使った面白い家具や扉、壁を開発予定です!