建築・インテリア|日常のコト
500年前のDEN
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DENとは、巣、ほら穴を意味する言葉です。
平面図では「書斎」や「趣味を楽しむための部屋」という意味で使われます。
・・・話は歴史にさかのぼりますが、
500年前の武士のDENともいえる茶室。
先日、千利休が設計をしたといわれる茶室にいきました。
京都府乙訓郡 国宝 妙喜庵
室内は撮影厳禁ですので、お見せできるのはここまでになるのですが、この2畳の空間に入り豊臣秀吉は…茶の湯に夢中になりました。
その日の午後、滋賀の佐川美術館にある現代茶室
「樂吉左衞門館(らくきちざえもんかん)」にも向かいます。
茶室の500年の変化が楽しみでした。
見学していて、ふと気がついたこと。
「素材や道具は選びぬかれた品質であること」
説明をうけた一つ一つに、物語がありました。
きっと道具好きで、もしかすると奥方に怒られながら茶器を買っていたのかも。
と妄想してみると愛らしくも思えます。
天下人ですから、そんなわけはないのですが…
私も欲しいものがあったとき、「DNAだから仕方ないんだ。」と、開き直ってみようとおもいます。