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【第3回】RENOVES×Panasonic 理想を現実に。プランの再検討
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みなさん、こんにちは!RENOVESの木村です。
今回は「Panasonic×RENOVES モデルルームプロジェクト」第3回ということで、いよいよ「家づくり」が本格化してきた様子をお届けします!
(第一回はこちら、第二回はこちらから)
前回、竹田さんと一緒に初期プランを作り上げた後、先輩デザイナーにアドバイスをいただく機会がありました。
「暮らしの理想」を全部詰め込んだ”盛りだくさんプラン”でしたので、先輩デザイナーからの「視点の整理」「引き算の考え方」はとても勉強になりました。
プランを明確化するために特に参考になったアドバイスが「ペルソナ(=具体的なお客様像)をもっと細かく設定すること」。
前回までは、ざっくりとした家族構成しか決めていなかったのですが、今回は私達が普段のヒアリングで大切にしている内容をもとに、細かくペルソナを設定しました。
私達が考えたペルソナの一部をご紹介します。

出身地や性格、生活のルーティーン、実際の収納量などなど……「そこまで?」と思われそうなくらい、生活のディテールを描きました。
(実際にも同じような内容をより詳しくヒアリングしています♪)
この設定があるからこそ、「この人だったらこうするかな?」という視点が生まれ、
生活動線、家具のレイアウト、収納の使い方、照明の位置……すべての選択に意味をもたせることができました。

もちろん、自由に間取りを考えるだけでは終わらないのが、リノベーションのリアルなところです。
マンション特有の動かせないコンクリートの梁、水回りの移動制限、床の高さや配管など様々な条件がつきものです。
マンションリノベーションでのポイントは、私達の先輩デザイナーの一人、宮島さんがブログで紹介しています。
マンションリノベをご検討中の方はこちらからぜひご覧ください!
今回のプランでは、通常は水回りの配管を確保するために必要な“床上げ工事”のコストも抑えるために水回り移設による床上げ工事を最小限にしました。
さらに、Panasonicさんが開発した「ウスイータ」という床材を採用することにしました。
既存の床の上から直接貼ることができるため、解体や大掛かりな工事が不要で、短期間での施工が可能です。
そんな「現実的な条件」と、私たちが細かく設定した「ペルソナ=理想の暮らし像」、このふたつをすり合わせながら、練り直したプランがこちら。


▷初期プラン
プランで工夫した点は・・・
・前回同様、この家でいちばん眺めのいい場所にソファ設けるを軸としたLDK
・お客様の家事楽動線を意識しつつも水回りの位置移動を最小限に
・趣味に寄り添ったシューズインクローク
・来客用スペース、観葉植物を置くスペースとしてテラスを設置
・今の収納量をもとにしたクローゼット など
制約があるからこそ生まれたアイデアが、このモデルルームの魅力になっていると思います◎
次回は、さらにブラッシュアップしたプランとPanasonicさんの「Life Style Fit」に基づいた色決めの様子もいよいよご紹介予定です!
最後までご覧いただきありがとうございました。
【バックナンバー】
【第1回】RENOVES×Panasonic モデルルームプロジェクトはこちら
【第2回】RENOVES×Panasonic 既存図と初期プランはこちら
木村