資金計画・ローン・税金|日常のコト

【2025年版】住宅ローン控除を最大限に活用するコツ|新築・中古/リノベの違い

Category|
  • 日常のコト
  • 資金計画・ローン・税金
【2025年版】住宅ローン控除を最大限に活用するコツ|新築・中古/リノベの違い

こんにちは、コンシェルジュの池田です。

最近、住宅ローンのご相談を受けていると「40年ローンで借りる人」が当たり前になってきたと感じます。

家づくりの金額が上がっている今、ローン控除は少しでも負担を減らせる大事な制度。だからこそ「ちゃんと知っておくと得すること」がたくさんあるんです。

今日はその中でも「借入限度額」と「連帯債務」を上手に使って、ローン控除を最大限に活用する方法をまとめてみました!

住宅ローン控除とは?

住宅ローン控除(正式には「住宅借入金等特別控除」)は、マイホームを購入・リフォームした人の税金が安くなる制度です。

わかりやすく言うと…

年末の住宅ローンの残り(残高) × 0.7%

この金額が、払った税金から新築ですと「13年間」、中古やリノベーションだと「10年間」戻ってくる仕組みです。

新築と中古(リノベーション)の違い

住宅の種類

限度額(1人あたり)

長期優良住宅(新築)

5000万円

ZEH水準住宅(新築)

4500万円

一般住宅(新築)

3000万円

中古住宅・リノベーション

2000万円

※2025年度入居・子育て世代の場合

 

新築(長期優良住宅)の場合

例えば、新築で6000万円のローンを組むケース。

1人で借りると → 上限5000万円まで

→ 1000万円は控除の対象外になってしまいます…

そんな時に効果的なのが「連帯債務」!

夫婦で3000万円ずつ借りると…

・夫:5000万円までOK → 3000万円全額控除対象

・妻:5000万円までOK → 3000万円全額控除対象

つまり、6000万円ぜんぶがローン控除の対象になります!


中古住宅やリノベーションの場合は?

中古やリノベーションは、借入限度額が1人2000万円。

1人で借りると上限オーバーになりやすいです。

こんな時も「連帯債務」が効果的!

4000万円のリノベ住宅なら…

・夫:2000万円まで控除対象

・妻:2000万円まで控除対象

2人で借りれば、最大限にローン控除を活用できます!


まとめ|ローン控除を最大限に活用するなら

借入額が大きい方は、夫婦でローンを分け合う「連帯債務」にすることで、控除の枠を広げることができます。

例えば、新築で長期優良住宅を建てる場合は、1人あたり最大5,000万円までが控除の対象。夫婦でローンを組めば、なんと最大1億円まで控除枠を活用できる計算になります。

また、中古住宅やリノベーションの場合は、1人あたり2,000万円までが上限ですが、こちらも夫婦で借りれば最大4,000万円まで控除を受けられるチャンスがあります。

さいごに

住宅ローン控除は、制度を知っているかどうかで戻ってくるお金が大きく変わるもの。特に、中古住宅やリノベーションを検討されている方は、「連帯債務」という選択肢を知っておくだけでも、よりお得にマイホームを手に入れられるかもしれません。

「うちはどんな借り方が一番いいのかな?」

「ローン控除を最大限に活用するにはどうしたらいい?」

そんな疑問があれば、どうぞお気軽にご相談ください。資金計画のことも含めて、お客様それぞれの状況に合わせたアドバイスをさせていただきますので、ご安心いただけたら嬉しいです。

 

池田