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【お正月の旅】群馬県 白井屋ホテルへ行ってきました
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こんにちは。デザイナーの宮島です。
年末年始に、群馬県前橋市にある、ずっと訪れてみたかった「白井屋ホテル」に宿泊してきました。
昨年、大阪万博を訪れ、会場デザインプロデューサーを務めている建築家・藤本壮介さんの、既存を活かす考え方や空間づくりに触れました。
その体験をきっかけに一念発起し、藤本壮介さんが設計に関わったリノベーションホテル「白井屋ホテル」を、年末年始の滞在先として選ぶことに。
▷元々の建物の看板を取った跡をそのまま活かしていました。夜にはライトアップされてノスタルジックな印象でした
▷こちらは現在の看板。絹をイメージした白を基調にした現代的なゴシックデザイン
群馬県前橋市の「白井屋ホテル」は、江戸時代から約300年続いた老舗「白井屋旅館」を前身とし、2008年の廃業を経て、JINS創業者・田中仁氏により新たな用途として生まれ変わった建物です。
6年半かけて、じっくり工事された建物は既存の建物を一度スケルトンの状態まで解体し、その姿を見て全フロアがつながる大きな吹抜け空間にしようと思ったらしく(きっと大変だったはず…笑)。光や視線が上下に抜けることで、建物全体にゆるやかな一体感が生まれていました。
▷天窓から降り注ぐ光が吹き抜けを通して1階まで届いていました
▷配管のような照明器具や、奥には吹き抜けを貫くテキスタイルが印象的でした。
▷大空間の吹き抜けを、あえて回廊のように巡れるよう、さまざまなカタチの通路が設けられていました
藤本壮介さんらしい外と中の境界線を曖昧にするデザイン。レアンドロ・エルリッヒによる吹き抜けを生かして既存の配管を模した照明。安東陽子によるトップライトから降ろされる吹抜けを貫通するテキスタイルなどなど…世界的に有名なデザイナーが様々なインスタレーションをおこなっているのも印象的でした。
視覚的な美しさだけでなく、光の入り方や空間の抜け方、動線の取り方なども丁寧に設計されており、泊まるという行為そのものが、空間体験として成立しているように感じました。
まるで“小さな建築作品”の中に滞在しているような感覚があり、大変貴重な体験となりました(もちろん宮島家恒例の採寸&スケッチは全ておこなってきました笑)
▷芽吹くをテーマに白を基調にしたデザインのなかに若葉が活けられているのが可愛いくて印象的でした
今回の宿泊では、たまたま一室しかない藤本壮介部屋に泊まれたり、ニューイヤー駅伝も見れたりと幸運に恵まれたりと、改めて自分が建築好きだという実感とともに縁起の良い旅となりました。
▷ホテルの前を駅伝のランナーが走り抜ける姿も望むことができました
最後までお読みいただきありがとうございました。
宮島