建築・インテリア|日常のコト
理想のカタチは、人の数だけ。“こうすべき”なんて、どこにもない
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こんにちは、RENOVESのデザイナー・高田です。
札幌市西区で開催中の完成見学会「RENO CAFE Ensemble」では、高橋様ご夫婦の“想い”が詰まった一棟をご覧いただけます。
5月25日(日)までの期間限定での公開となります。
高橋様の家づくりは、「この場所に住みたい、でも予算が…」という一言からはじまりました。
家づくりには、理想と現実とのあいだで揺れる瞬間が必ず訪れます。
そんな時にこそ、ご夫婦と一緒に「どこを優先し、どこを引き算するか」を真剣に考える。
そんな丁寧な時間の積み重ねが、この住まいには込められています。

「この扉の高さは、何が正解ですか?」
印象に左右されず、本当に心地よいバランスを探す。
たとえば、室内の扉ひとつとっても、見た目の美しさではなく、空間にとって自然であるかを一緒に考えました。
すべてを揃えるのではなく、あえて変化をつけることで、生まれる“ちょうどよさ”もあります。

「白」という色も同じです。
壁紙、階段、枠材……すべての“白”にはわずかな違いがある。
どの白を基準にするか、それをどう重ねていくか。
そんな細部にこそ、暮らしのトーンが宿ります。

光と視線、空と暮らし。
LDKでは、視線の抜けや光の入り方を徹底的に検討しました。
外からの視線は遮りつつ、室内からは空が抜けて見える。
ソファに座るとき、キッチンに立つとき、ピアノを弾くとき──
それぞれの“目線”に合わせて、窓の高さと位置を丁寧に決めていきました。
何か一つでも妥協していたら、きっとこの心地よさは生まれなかったと思います。
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この家には、誰かが決めた「正解」は一つもありませんでした。
たくさんの選択肢の中から、ご夫婦の“今”と“これから”にとっての
“ちょうどよさ”を一緒に探していった住まいです。
家づくりに対する誠実さ、互いを尊重し合う姿勢──
それが、この空間のやわらかさとしてにじんでいます。

ぜひ、この空間に立ってみてください。
「自分の想いを大切にした家をつくりたい」
「家って、もっと自由でいいんだ」と感じてみたい方にこそ、ぜひ見ていただきたい住まいです。
5月17日(金)・25日(土)には、私・高田がご案内するイベントも開催予定です。
画一的なデザインではなく、“あなたらしさ”を表現できる家づくりに触れていただけたら嬉しいです。
お気軽にご予約のうえ、お越しください。
心より、お待ちしております。
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※見学の詳細・ご予約はこちら👇
👉 RENO CAFE【2組限定】デザイナーと巡る“暮らしの設計”見学会