山谷万智子|スタッフ

アジャスターフロア工事の裏側

アジャスターフロア工事の裏側

こんにちは!大工の山谷万智子です。

今日はアジャスターフロアの工事をご紹介します。床を上げる置き床工法とも呼ばれます。

実際にどんな風に施工しているのか、普段見られることのない裏側をご紹介します!

マンションのリノベーション工事では、既存のコンクリートの床の上にさらに床を作る工事をすることがあります。床が二重になることで、配管や電気配線の自由度が高まるので水回り位置の変更が可能になるなどのメリットがあります。

また、マンションの既存の床は水平が悪いことがほとんどです。あっちの角とこっちの角が10mm水平が狂っているなんてことはざらにあることです。床を新たに上に作ることで水平を取り直すことで、その後の施工を精度よく行うことができます。精度が良いと仕上がりも良くなります。

その他にも遮音性や断熱性の向上も期待されるようです。

アジャスターフロア工事の裏側

じゃあどんな風に作っているの?というところをご紹介します。

簡単に言うと、専用の脚を設置、高さを調整して、専用の合板を脚の上に置いて行きます。

写真がその専用の脚なのですが、ボルト状になっていて高さをかなり微妙なところまで調整できるようになっています。下にはクッション性のゴムが付いていて振動を吸収してくれます。最初に紹介した遮音性の向上はこのゴムのおかげですね。

アジャスターフロア工事の裏側

最初に外周部に細長い脚を付けていきます。外周部は上で紹介した脚が設置しにくいのでこの部材を使っていきます。

アジャスターフロア工事の裏側

次に専用の合板を敷きながら、脚を立てていきます。写真左端に写っている機械はレーザー墨出し器という機械で、水平垂直をレーザーで出してくれる機械です。リノベーションには必須の相棒です!このレーザーの墨を使って水平を確認していきます。

アジャスターフロア工事の裏側

専用の合板は15mmの隙間を空けて設置していきます。脚に付いているボルトは上端に十字が切ってあるので、15mmの隙間からドライバーでボルトを回して調整することが出来ます。考えられていますよね。

アジャスターフロア工事の裏側

高さの調整が終わったらボルトの上から接着剤を流し込んでいきます。接着剤はボルトを伝って下まで流れていくので床と固定される+ボルト部分に接着剤が入り込むことでボルトが回らなくなるので振動で緩まなくなる、という効果があります。

アジャスターフロア工事の裏側

専用の合板が敷き終わりました!水平を最終確認しつつ、接着剤を全部のボルトに入れたか確認します。

アジャスターフロア工事の裏側

最後に普通合板を敷いてアジャスターフロアの工事は終わりです!作業自体は難しいものではありませんが、この後の工事が精度よく進むように水平の精度に気をつけて施工しています。

この後この合板に仕上げ材のフローリングやフロアタイルを貼って、床完成!という感じです。

普段目にすることのない裏側、いかがでしたでしょうか?現場からは以上です!

ではまた、山谷万智子でした。

山谷万智子

この記事を書いた人

山谷万智子

大工

幼い頃から木が好きで、大学では森林科学を専攻。手刻みや墨付けの技術を求めて大工の道へ進み、6年。古民家の大規模修復も経験してきました。食べることが大好きで、笑顔と責任感が頼もしい社員大工です。

続きは、リノベスランドで

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