-
- カテゴリ
- 新築注文住宅
-
- エリア
- 北広島市
-
- 家族構成
- 大人2名+子ども1名+犬3匹
-
- 建物面積
- 102.68平米(31.06坪)
-
- 土地面積
- 326.61平米(98.80坪)
-
- テーマ名
- RoUNge
芝生の庭を、子どもと3匹の犬が、風みたいに駆けていきます。走って、転がって、また走って。その姿を窓越しにそっと目で追うだけで、なんだか胸があたたかくなる。
走り疲れて家に入れば、今度は家の中をぐるぐると回遊。廊下を抜け、アーチをくぐって、キッチンへ。どこにいても誰かの気配が届くから、離れていても、ちゃんと繋がっている。
そして、ひとしきり動いたら、ソファにごろん。窓辺にぺたん。
RoUNgeは、”lounge(寛ぐ)”と”run(走る)”を掛け合わせた、この家のための言葉です。駆けることと、くつろぐこと。にぎやかさと、静けさ。相反するふたつが、ひとつ屋根の下で自然に溶け合っています。
打ち合わせのたび、亮さんはデザイナーにこう言いました。「ペン、貸してください」。伝えたいディテールは、言葉ではなく線で。
階段の収まり、ルーバーの間隔、目地の位置、照明の向き、クロスの切り替え。ときにはご自分でCGまで描いて、色や角度を詰めていきます。「仕事並みの情熱でしたね」とデザイナーが笑うほど、細部への熱量は並外れていました。
決断は過去いちばん速く、それでいて、いちばん深い。そして――
「打ち合わせが終わっちゃうのが、ちょっと寂しかった」。
つくることを、これほどまでに楽しめた家づくり。細部のひとつひとつに、あの日々の時間が、そっと宿っています。
以前の賃貸を、ご夫婦は一言でこう振り返ります。「我慢」と「ストレス」。寝室もリビングも、3匹の犬も、すべてがひとつづき。夜はパソコンの光だけを頼りに、仕事をしていたそうです。
それが、今は。
「家に帰ってくると、安心するんです」。疲れを引きずらなくなって、すぐに眠りにつける。小さなことも、気にならなくなった。心に余白が生まれると、不思議なことが起きました――「いつかやりたい」を心にしまっていた彩さんが、ひとつずつ動きだしたのです。
ハンドドリップのコーヒー。お菓子づくり。観葉植物。休みの日の、食器集め。
「やりたかったことが、次々に出てくるんです」。我慢の蓋が外れた先で待っていたのは、暮らしをもっと好きになっていく、毎日でした。
