Legato|札幌市中央区のマンションリノベーション

Renovation Data

  • カテゴリ
    マンションリノベーション
  • エリア
    札幌市中央区
  • 家族構成
    大人2名
  • 築年
    1987年8月
  • 建物面積
    92.59平米(28.00坪)
  • テーマ
    Legato

"Legato"——なめらかに、つながるように

「Legato」音楽にまつわる言葉で、音と音をなめらかに繋ぐことを意味します。暮らしのテーマ「Legato」には音楽のようになめらかに毎日がつながっていく、そんな暮らしのイメージが込められています。

お互いの趣味を楽しむ空間、様々な使い方ができるインナーテラス、温もりを与えてくれる部屋の真ん中のヌック。分断しすぎず、近すぎず。長く一緒に暮らしていく場所だからこそ、お互いが程よい距離感で過ごせる居場所が散りばめられています。

さらに、洗面台からパントリー、キッチンへとつながる回遊動線、ランドリーからクローゼットまでの洗濯動線など、朝起きて、生活をして、ご飯を食べて、それからゆっくり眠る。なんでもない日常がなめらかに繋がっていく動線も考えられています。ここには頑張らなくてもなめらかに続いていく、そんな毎日があります。

スイッチに、星をひとつ

朝、この家で最初に向かう場所は、少し特別なつくりになっています。

壁も、天井も、淡いピンク。鏡の上には、丸い電球が三つ。洗面ボウルの背面には、細い縦筋の入ったグリーンのタイル。白い天板と、明るい木目のキャビネット。色数を絞っているのに、どこか楽しい。そんな洗面台です。

この場所には、テーマがあります。「気分が上がる洗面台」。言葉を出したのは、ご主人でした。

洗面台の話になったときのことを、奥様はこう振り返ります。
「夫は、家づくりで積極的に意見を出すタイプじゃないんですよ。だけど、自分がこれから住む場所だから、もっと気軽に話せるようになったらいいなと思って、いろいろ『こういうのはどう?』って聞いていました。そうしたら洗面台の話になったときに、『気分が上がる洗面台』みたいな言葉が夫から出てきて。めずらしいなと思いつつ、そうやって言葉が出てくるようになって、一緒につくっている実感が持てたのが嬉しかったです」

「気分が上がる」を、どうかたちにするか。答えのひとつが、壁のスイッチです。照明の押しボタンには、小さな星のマーク。朝、顔を洗う前にボタンを押す。夜、歯を磨いたあとにまた押す。そのたびに、星がひとつ目に入る。

大きな仕掛けではありません。けれど、毎日必ず触れる場所に、ほんの少しだけ楽しさを仕込んでおく。それだけで、日々の支度がちょっと違ったものになる。ご主人の一言は、そんなふうにこの家に残りました。

うとうとから、そのまま眠りへ——ヌックとアーチ

最初のご提案でお見せしたのが、部屋の真ん中に開いた小さな場所——ヌックでした。

きっかけは、最初のヒアリングでの奥様の一言です。

「ベッドで寝ようとすると寝れなくて。でも、寝ようとしていない時にうたた寝しちゃうんですよね」

うとうとしたら、そのまま眠りたい。その言葉をそのままプランに置き換えたのが、ヌックと、隣り合う奥様の寝室との間の壁に開けた開口でした。

ふっと入り込んで、そのまま眠ってしまってもいい。寝る場所は、寝室だけでなくてもいいのではないか。ヌックでうとうとして、目が覚めきらないまま、壁を抜けてベッドへ。眠りの流れを途切れさせない導線を、プランのかたちにしてご提案しました。

寝室へ向かって眠るのが当たり前だと思っていたお二人にとって、それは発想の転換だったといいます。家全体を、寝る場所と考えてもいい。暮らし方そのものが少し自由になる提案を、その場で気に入っていただけました。

そこから先の打ち合わせは、具体的なかたちを決めていく時間です。開口はどのくらいの大きさにするか。四角く抜くのか、アーチにするのか。ベッドから見たときの表情と、ヌック側から見たときの表情を確かめながら、選んだのがアーチの開口でした。寝る前の奥様の小さなルーティンは、こうして一つずつ決まっていきました。

かたちが決まってから、この空間は奥様の手で育っていきました。壁の色を変え、クッションをいくつも置き、ふわふわのカーテンを下げて。子どもの頃に憧れて、叶わなかったもの。この場所だけは、そのときの自分の夢を叶えてあげようと決めたそうです。

オーナー様の声

家づくりは正解を出すものじゃなくて、自分たちの暮らしに近づけるもの。ちょっと違うかもしれないですけど、そういう言葉をSNSのどこかで見て。

そうか、自分たちが主役で、決まった間取りに自分たちを合わせていくんじゃなくて、自分たちの内側から広がっていくように考えていったらいいのかなって、打ち合わせを進める中で思うようになりました。自分の好きとか、大切にしたいものは「これ」というものを持っておくと、それを伝えた時に、きっと暮らしに合う家をRENOVESさんが提案してくれます。

本当に何が好きかっていうところ、それが一本あると、そこから話が広がっていきやすいのかなって。間取りや設備に正解を求めるんじゃなくて、正解は自分の中にあると伝えたいですね。

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担当デザイナーよりメッセージ

自分たちらしい暮らしとはどんな暮らしだろう?それが始まりでした。

趣味に没頭したり、歌を口ずさみながら楽しく家事をしたり、そんな何気ない一日の終わりを、お気に入りの寝室で自然と休息出来る住まいを一緒に追求してまいりましたね。お二人で考えたアイデアをいつも楽しそうにお話いただき、幸せな時間を一緒に共有できたことを感謝しております。

新しいお住まいでお二人の何気ない暮らしが、ずっと続くことを心より願っております。お打ち合わせの楽しい時間をありがとうございました。

デザイナー:小林建太

担当デザイナーよりメッセージ

初めてお会いしたのはワークショップ「Thinks. くらし」でした。写真を切り貼りするワーク中、たくさんの写真を切り出して、どれを貼り付けるか迷う奥様と、反対に切り出すものがほとんどなくて、手が止まっているご主人が、対照的だなと思ったのが最初の印象でした。

たくさんお話する奥様の横で、じっくり考えるご主人、そんなふたりの視点でおうちづくりが進むことで、ひとつずつ納得しながらお家づくりを進められたんじゃないかなと思います。

振り返るととてもバランスの良いお二人。静と動の部分が随所に散りばめられたお家はまさにおふたりを表すお家になったと思います。

デザイナー:宮島明里

担当ディレクターよりメッセージ

ご新居の完成、本当におめでとうございます。これから何年も、何十年も、この家で紡がれていく日常が、お二人にとってかけがえのない記憶になっていくんだろうなと思います。

住み始めてから「ここ、やっぱりこうしたいな」という思いが出てくることもあると思います。そんな時はどうぞ遠慮なくお声がけください。暮らしながら育てていく住まいを、これからも一緒に見守らせていただけたら幸いです。

本当にありがとうございました。そしてこれからも、末永くよろしくお願いいたします。

ディレクター:世良浩章

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