小学校と幼稚園に通う仲良し兄妹とご夫婦の4人ファミリーです。

当初新築でお住まいをと考えていらっしゃいましたが、RENO CAFEに足を運んで下さって以来、ご自分達の夢が叶うのはリノベーションなのではと感じられ、理想の暮らしをイメージされながら中古住宅探しをスタートされました。

奥様は、以前とある有名な雑貨屋さんにお勤めされていただけあり、とってもセンスがよく、ご家族がどうしたら快適に過ごせるかを一生懸命に考えていらっしゃいました。中古住宅を探し始めた時は広いリビングで太陽の光を浴びながらというご要望のイメージに合わせて1階の面積が比較的広い素材をみつけてはご紹介をさせていただいていました。

ところが、いざ調査をしてみると、基礎の状態が悪く、なかなかリノベーションに適した結果が得られず焦れったい日々が続いていました。

「地域を広げることも考えましたが、やっぱり実家近くの住み慣れた場所で暮らしたい」と、最終的に選ばれたのは、当初のご要望より、土地も建物もかなりコンパクトな中古住宅でした。調査中は奥様も立ち会ってくださり、祈るような気持ちで調査結果を待ちました。

無事OKがでて、これでようやくプランに入れると喜んでくださった奥様の表情が今でも忘れられません。

1階の居住面積が約45㎡と予想以上にコンパクトだっただけに、家事動線や家族が集まる場所、片付ける場所などを整理しながら、何回も回数を重ねて、じっくりとプランニングが進んでいきました。 コストをかければ、それだけ空間や収納を作ることはできますが、むしろご自分達の暮らしを見直されて、必要最低限のミニマムな暮らしにチャレンジされていらっしゃるところに私たちは感銘をうけました。

小学生のゆうくんと幼稚園へ通う琴ちゃん。いつもRENO CAFEでは汗を流して遊ぶほど、元気いっぱいの仲良し兄妹です。小さいうちは2階に増築された10帖のお部屋を二人で仲良く使うことにしました。

カメラが趣味とおっしゃるご主人。打合せの時には自ら撮影された飛行機や動物の写真をこっそり見せてくださいました。とても素人とは思えないくらい、力強く迫力のある写真に、私たちも息を吐く飲む程でした。普段は愛情をたっぷり注がれたお子さんの写真を撮りためていらっしゃり、奥様がおっしゃるには、かなりのベストショットもあるそうです。

そんな機材を並べたり、写真を飾ったり。コンパクトながら、念願だったご主人の書斎もしっかりと確保されました。

また、ご主人は塗り壁にもチェレンジ。色々と研究をされ、イメージトレーニングを積まれただけあり、コテむらの微妙なタッチはとても繊細で、すばらしい仕上がりになりました。

31坪という敷地の中で、これからのご自分達の暮らしをイメージして作られたリノベーション。どのようなお住まいに変化していかれるのか楽しみです。