前編では、関東から札幌へ戻る決意と、新築マンションを見て回る中で感じた違和感、そしてリノベーションという選択にたどり着くまでのお話を伺いました。後編では、いよいよ本格的に動き出した打合せの時間と、お部屋に込めた想いに迫っていきます。
▶ 前編はこちら:関東から札幌へ、家づくりの始まり
ここから、家づくりが始まる
——リノベーションの打合せはいかがでしたか?
「とりあえず、本格的にお家づくりが始まるなって思って。それだけで楽しかったですよね」
そう振り返る奥さま。とはいえ、すべてが順調だったわけではありません。
「棚の高さとかを考えるのは大変でした。自分の持ってる物を全部紙に書き出して棚卸しして。これぐらいあるから、もうちょっとゆとりを持ってとか、ここに収めるためには、どうしたらいいのかとか、そういう時は楽しくもあり大変でもありました」
自分たちが持っているもの、これから増えていくであろうもの。それを一つひとつ言葉にしていく作業は、暮らしを見つめ直す時間そのものでした。
「毎度の打合せでは、この形がいいなとか、この色がいいなとかって言った時に、デザイナーの小林さんが『いいと思います!』って言うんですけど、それを言ってもらったら、先生ありがとうございます!みたいな、やったーと思ったりして、楽しみながら取り組んでいました」
専門家との対話を、自分たちなりに楽しむ。家づくりは、ひとつずつ「いいね」を積み重ねていく時間でもあったようです。
