瀬良さんご夫妻は、東京からご実家のある札幌に戻られて約1年半。お二人が暮らしたかった場所は、ご主人のご実家の近くの閑静な住宅街でした。

もうすぐ2歳になるそうちゃんと愛犬海月ちゃんは、かけがえのない大切なご家族です。

住まいづくりを始められる前から家族一人ひとりが、毎日を気持ちよく過ごせる暮らしをしたいと、その想いやアイディアをひとつのノートに綴って、大切にあたためてこられました。

リノベーションのテーマ名であるoeuf[ウフ]は、フランス語で「卵」という意味です。ご夫婦がよく通われていた、想い出のレストランの名前です。

ワインと小説と美味しいものをたべることが大好きなお二人。時には、ふたりで同じ小説を読むこともあります。そうちゃんが生まれる前は、赤ワインを片手に、小説の感想をゆっくりと語りあう時間がありました。

ご主人には夢がありました。本棚に並んだ小説を選び、ひとり書斎でゆっくり深く物語の世界へと入り込む時間をもてたら。

週末には、近くに住む両親や友人と、ワイワイとおしゃべりをしながらキッチンを囲み、美味しい料理と赤ワインで楽しいひとときを過ごしたい。

そんな自然と笑みがこぼれてしまうような、瀬良さんらしい暮らしが、oeuf[ウフ]で始まります。

そうちゃんが生まれ、毎日の家事にも楽しみを見つけられました。

奥様は大のお洗濯好き。お日さまの匂いにつつまれた衣類をたたみながら、鼻歌交じりにアイロンがけを楽しくかけられたら。

専用の洗濯室は2階の日がたっぷり入る特等席。そしてその部屋の隣には大きなファミリークローゼットをつくられました。洗濯物が乾いたら、すぐに収納できる動線も楽ちん。

家事の合間にお気に入りのソファーにころん。効率よい家事でできた時間を使って、お気に入りの小説の続きを読めたらしあわせです。