温故知新

Data
  • 種別
    マンションリノベーション
  • エリア
    札幌市中央区
  • 家族構成
    大人2名+子供2名
  • 面積
    99.60㎡
  • 築年
    平成9年10月
01「和北欧」、和と洋の絶妙なバランスが織りなす空間

幼少期を港町の古風な家で過ごされた奥様の明子さん。その影響もあり、自らの家づくりにおいても古き良き日本の和の文化を非常に大切にされました。高井さんと目指したのは「和」と「洋」が丁度良くバランスの取れた空間でした。日本には「和魂洋才」という言葉があります。和の文化を大事にしながらも洋の優れた文化を取り入れること。高井さんと共に歩んできた家づくりをうまく表現する言葉かもしれません。

「温故知新」
昔の事をたずね求めて、そこから新しい知識・見解を導くこと。
玄関スペースの壁に貼られた鳥取の因州和紙や、リビングドアに使われた美しい模様の亀甲ガラス。高井さんの奥様の実家をルーツに、日本ならではの自然素材の優しい風合いや繊細さをもつ「和」の要素をうまく「洋」の中に取り入れました。これまでの暮らしを参考に、高井さんならではの「和北欧」を生み出していくその過程を表現しています。

02陽だまりに包まれる、癒やしの場所

高井さんのお家の中でも特に「畳スペース」は家族の憩いの場。周りに光を遮る建物が少ないマンション高層階の一角に設けられた和の空間には、心地よい陽の光が降り注ぎます。

のんびりごろんと寝転がりながらリビングを見渡すことができるのもポイント。家族それぞれが「個」の時間を過ごしながらも自然と会話が生まれ、気がつけば「家族の和」が育まれている。家族を繋ぐ大切な場所です。
奥に設けられたカウンターの使い方はさまざま。お子様のおもちゃの収納場所や、ゆくゆくは勉強机にも。ここ憩いの場には、お子様の成長の証や家族の想い出がこれからいくつも刻まれていくことでしょう。

03片付けるものそれぞれの「住所」を決めてみる

「家の色々な所に収納スペースがあると、どこに片付けるものか結分からなくなり局散らかってしまう。」打合せ中にそうお話された明子さん。ひょっとすると多くの方が抱えている悩みかもしれません。

そんな悩みの解決を手助けするのがキッチン裏に設けられたパントリーと玄関横の土間収納。大容量のパントリーには、家事道具や日用品をひと目に見える状態で片付けることができます。土間収納は一家の靴や上着、アウトドアグッズがピッタリと収まるようご主人誠也さんが一つ一つ丁寧にグッズの採寸をされました。

皆さんは今の暮らしでふとした時に感じる「不便さ」はありますか?それはどうすることで解決されるのでしょうか。理想や憧れを想像するのはもちろん、暮らしの中で何気なく感じている不便さを追求してみることも、幸せな家づくりへの近道かもしれません。

04設計スタッフよりメッセージ

お家を購入される前から奥様が手書きで間取りを書いておられ、ご夫婦と一緒に語りながらプランを作ったことは良い思い出です。
「この家は和北欧を目指そう!」そう目標を掲げ、奥様の実家、おじいちゃんの家から「和」のテイストとしてルーツとして取り入れ、そこから現代の「洋」としての今の暮らしを融合させる。
そんな家づくりができ、高井さんらしい素敵なお家になったと思います。

宮島義直

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