「銭函は山と海に囲まれており、ストレスが少なくずっと笑顔でいられる暮らしを目指しました。」とご主人の隆史さんがお話してくれました。暮らしのテーマとして名付けたのは「in the Rough 」。「未完成で、ふだんのままで」という意味となり、穏やかな日常を大切にされる二人にぴったりな言葉です。

銭函は札幌に近い便利さに加えて、海と山に囲まれた自然環境が人気。そのおかげか近年は人気のパン屋、カフェやワイン専門店など続々と集まっています。食べ歩きや旅行が大好きなご夫婦にとって、家の近くに楽しみが散らばっているのは高ポイントでした。家では、山・空・海とそれぞれの景色を取り入れるため、幾度となく検証を重ねています。窓の大きさや配置、連続性などはもちろんのこと、建物配置を斜めにするなど、景色をより取り入れられる工夫を凝らしました。

コーヒーを淹れて、外の景色を堪能しながらゆっくり朝を過ごしたり、バルコニーでBBQをしたり、自然を身近に感じながら過ごせる暮らし方に行き着きました。次はあなたの番です。ワクワク？ハッピー？癒やし？笑顔？あなたはどんな気持ちで暮らしたいですか？大切なのは家というハードから作ることではなく、あなたの気持ち＝ソフトから作ることなのです。

玄関ドアを開けると大きな土間スペースがお出迎え。ご夫婦のお気に入りの自転車を収納するために作られました。自転車で気軽に公園や海沿いなど自然にアクセスしたり、近くのお気に入りのカフェで食事をしたり、お茶したり。銭函の休日ライフを思う存分楽しみます。土間から見える風景には、こだわりがたくさん詰まっています。

抜け感が特徴的な階段は、土間から見える景色に美しさを。床にはかねてから憧れだったヘリンボーンのナラ無垢を採用。自宅に帰ってきたときの嬉しさをドアを開けた瞬間に感じることができます。一番大切にしたかったのは、「幸せだなぁ」と感じられる日常のテンションです。

「好き」というシンプルな気持ちが、きっと毎日の励みになります。好きなものを増やして、いらないものを削ぎ落としていくことが、幸せで豊かな人生につながっていきます。それぞれが積み重ねてきた経験の中にヒントが眠っています。一つとして同じことはありません。一緒にお話を重ねながら、大切にしていきたいことを見つけましょう。

「今回の家づくりで、一番悩んだのは間取りです。」山田さんご夫婦は口を揃えてそう振り返ります。窓からの陽差しが差し、明るく開放的な2階にはリビングダイニング、キッチン、水まわりが直線状に並びます。移動がスムーズになり家事の効率が上がるだけでなく、キッチンを空間の中心に配置することで、家事をしながらも家族を見渡すことができ、毎日何気なく流れる時間の中にも家族との繋がりを感じることが出来ます。「ゆっくりくつろげること」「家事がしやすいこと」、「歳をとっても過ごしやすいこと」。これは今回隆史さんが家づくりにおいて特に大切にされた３つのことでした。

見た目や素材、デザイン性だけでなく、暮らしの中で家族が大切にしたいことを叶えるための「家事動線」を探すことも、家づくりの大切なポイントです。家族はもちろん、自分自身の「大切にしたいこと」を想像し、家づくりのヒントを探してみませんか？

バルコニーがお気に入りです。バルコニーからの景色を見ながら、BBQなどをして楽しみたいと思っています！(隆史さん)

全てお気に入りですが、1番はキッチンですね！リビング、ダイニング、ベランダから見える風景全てを見渡せるのでお気に入りです。（しずくさん）

コーヒーを淹れて外の景色を堪能しながらゆっくりしたいです！(隆史さん)

夏は窓全開で風通しをよくして、ぼーっとしたいですね。笑 たまに海辺を散歩、BBQ、家の近くのお店に行って美味しいものを食べるなど 家で過ごすことが多くなりそうです。（しずくさん）

戸建を探していたときにちょうどRENO CAFEに参加させていただき、家の雰囲気が自分たちが求めているものと一緒だったからです。(隆史さん)

Instagramの投稿や実際にRENO CAFEに伺わせていただき、各家庭のこだわり、住みやすや、お洒落が全て詰め込まれていて、RENOVESでの家づくりが楽しそうと思えたからです。（しずくさん）

自分たちが家づくりを進めていくうえで色々な面で親身になって相談に乗ってくださり、またこだわりの強い自分達の希望も多くのところで反映していただけたのですごく満足した家づくりができました。これから家づくりをスタートされる方は安心して相談してみてください。(隆史さん)

札幌に引っ越してきて、家づくりに興味を持ち、家づくりをした人からは打ち合わせが大変だったよ〜と苦労話を聞いていましたが、私は思い描いた理想の家を実現する為の打ち合わせで一度も大変とは思いませんでした。むしろ考えるのが楽しかったです。（しずくさん）

銭函の素敵な景色を見られるよう敷地に対し、45度にお家も配置することで山も海も両方取りのお家になりました。もともとアンティークや家具をお持ちだったので愛着あるモノたちに合わせて、やりすぎないシンプルかつメリハリのある空間に仕上がりました。モノが入ってお客様らしい空間になることがお客様にとって快適な空間である、ということを改めて感じました。

設計：宮島義直

いくつかのRENO CAFEに参加してくださり、「自分たちらしい暮らし」とはなんなのか、少しずつイメージを固めていかれました。長く住まわれるお家だからこそ、愛着が湧きストレスのない家にするために濃厚で楽しいお打ち合わせを約半年間させていただきました。完成したお家はいかがでしょうか。ここからがスタートです。これから楽しく豊かな時間を心置きなく たくさん重ねていただければと思います！

設計：高田正行