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Data
  • 種別
    戸建リノベーション
  • 家族構成
    大人3名+子ども1名
  • 面積
    194.8平米
  • 築年
    昭和63年7月
01二世帯リノベーション、家族の想いを未来へ

昭和63年に建てられたこちらのお家は、お施主さんである房田さんの奥さんくみ子さんが幼少期から住んでいた愛着のあるお家。長年暮らしたそのお家はどこが明るく、どこが暑いか寒いか、時間ごとの日差しの入り方なども一番に理解されていました。

ここはご両親と一緒に、たくさんの時を過ごした大切な場所。

ご両親が抱くお家への想いや、これまで過ごした過去の記憶を未来へと繋ぐべく、房田さんとリノベーション計画がスタートしました。

02お母様から受け継がれる、そこで暮らした証

お家のリノベーション計画を進めていく中で、「長期優良住宅リフォーム推進事業」の補助金を活用することに。

長期優良住宅について調べていくと、過去には高さ20cmを超えるスキップフロアがあるお家で補助金を活用した事例しかありませんでした。スキップフロアが90cmを超える房田さんのお家は補助金の審査が難航することが予想されましたが、房田さんとRENOVESは諦めませんでした。

構造設計者と何度も何度も協議を重ね、日本で第一号、スキップフロアのお家で長期優良住宅として無事に認めていただく結果となりました。

リノベーション後も当時から使われていたものがそのまま残された梁や柱。

「初めて完成間近の家を見た時、母が涙ぐんで喜んでいたのが印象的です。」

完成当時の様子を思い出すくみ子さん。ご両親とのかけがえのない想い出は、また新たな暮らしへと紡がれてゆくのです。

03「永く愛せるかどうか」自身の気持ちに正直に

打合わせから次回の打合わせまでの間には、スタッフも驚くほど家づくりについて動画やSNSで勉強をされていた、専ら研究熱心なご主人の圭史さん。

特に、ご家族が毎日立つキッチンは、たくさんのメーカーの商品の使い勝手を何度も何度も検証し選び抜いたこだわりの場所。“好きか嫌いか”という価値観だけでなくずっと住む場所だからこそ“永く愛せるかどうか”。家づくりを通じて大切にされた感情です。

お家のどこを見渡しても「そこに込められた想いを語ることができる」ほど納得いくまで深く深くお話を重ねながら作られたお家のテーマは「DEEP」。

自分の気持ちに正直に。
理想を追求した家づくりの様子は今でも思い出されます。

04気持ちを豊かにする、とっておきのインテリア

お打ち合わせも終盤に差し掛かった頃。自分が感じる「好き」という漠然としたイメージはあるものの、新居にどのようなインテリアを置くかを悩まれていたくみ子さん。

「好きなテイストはあるけれど選ぶとなると決められない…。」

実は、房田さんにはRENOVESのインテリアコーディネートサービスをご利用いただき、実際にTVボードやローテーブル、ソファなどをご提案いたしました。

「生活する中でリビングを見渡した時、そこに置かれている素敵な家具や吹き抜けから灯る日の光に、ふと幸せな気分になることがあるんです。そんなリビングでうたた寝している時間も好きな時間の一つで…。」そう今の暮らしの様子を聞かせてくれました。

お気に入りのインテリアは、そっと房田さんご家族の毎日の暮らしに色を添えています。

05我が家だけの“スペシャルな玄関"を作りたい!

房田さんのお家に入ると、まず目に止まるのが焼いた杉の木で作られたデザインウォール。実は圭史さんご自身で杉の木に焼き目をつけ、DIYをされました。

「玄関正面の壁だからこそ、ドアを開けた瞬間の感動が欲しくて。DIYは初めてでしたが気がつけばノリノリで挑戦していました(笑)。何か特別感がある玄関を目指したかったんです!」

そう振り返る圭史さん。仕事を終えて帰ってきた時、自らが手掛けた壁を見ると今でも幸せな気持ちになるそうです。ご家族や親戚にも好評なのだとか。

圭史さんによって作られた房田家オリジナルのデザインウォールは、今日もそしてこれからも家族の帰りを迎え入れています。

06設計スタッフよりメッセージ

研究熱心なご主人と、場を和ます奥さん、当初お会いしたときに感じた房田さんご夫妻の印象でした。
その後色々お話をお聞かせいただきながら設計を進めておりましたが、当初の印象通りでした。笑

ひとつひとつ丁寧に検討を進めていき、たまに後戻りもしましたが、どこをとってもお二人の意向が入っているお家となりました。

長期優良住宅、補助金の活用、スキップフロア…。私達もある意味挑戦でしたがお二人の情熱と同じ情熱を持ってお家づくりに携わらせていただきました。

お家は完成いたしましたが、研究はこれからも続くかと思います。
是非またパワーアップしたお家にお伺いしたいです!

高田正行

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