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- 種別
- 注文住宅
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- エリア
- 札幌市手稲区
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- 家族構成
- 大人2名+子ども1名
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- 面積
- 86.77㎡
高橋さんご家族は、北海道マラソンにもご参加されるほど走ることがお好きなご主人と、お気に入りのカフェでゆっくりと読書をする時間が「至福のとき」とおっしゃる奥様。そして車に夢中のこうたろうくんの3人家族です。どこか懐かしい雰囲気の中で暮らしたいというお気持ちから、古いものを活かしてリノベーションという方法でお住まいをもてたらと考えていらっしゃいました。
「将来は子供が巣立ち、二人だけの生活になったら車を手放して暮らすということも視野に入れています。買い物や病院など、近隣の環境も意識して探していました…。」
不動産のお探しをお手伝いさせていただく中、少しでも興味があるものは必ず現地を見て確認するという行動派。そんな中、ある古屋付きの土地が出てきたのです。詳しくお調べしてみると、建物は非常に古い状況に加え、解体も決まっている状況でした。
その土地は、旗竿地という特殊な形状でした。
「実家が同じような形状の土地なので、特に違和感はありませんでした。この土地を見に行った時、小路の向こう側に驚くほど山がきれいに見える風景が気に入りました。ちょうど陽が沈む時間で、その夕陽がとっても綺麗だったんです。妻とここでこうしてきれいな山を眺めながら暮らせたら、気持ち良いねと話していました。」
解体が決まってしまった土地ですが、利便性も高く、土地もお求めやすい価格にて販売されていたこともあり、この場所で夢をかなえられることになったのです。
お二人が温めてきた暮らしのイメージから設計がスタートしました。「大好きなカフェがいくつかあって、そんなテイストを自分たちの暮らしにも取り入れたいと考えていました。最初は古民家や和風にこだわっていましたが、RENOVESさんと暮らしの話を重ねていくうちに、実はシンプルなスタイルが自分たちには合っていると気付いたんです。」
毎日過ごす家だからこそ大切にしたい。高橋さんにとって「ちょうどいいシンプルで気持ちの家」とは何か。何度もミーティングを重ね、高橋様の暮らしの物語に沿った設計が進んでいきました。
大きな吹き抜けが気持ち良い1階のリビング。ホールへ上がる階段は本好きのご家族のために、魅せる収納を兼ねて作られました。
2階のホール部分には、大好きなカフェに負けないくらい素敵な山が見えるカウンターになりました。「時間を忘れて読書を楽しめそう。子供の勉強スペースとしても考えています。山を感じながら四季折々の景色を楽しんだり、夕陽を眺めたりと楽しみなスペースです。」カウンターを支えるのは、奥様のお祖父様の家で眠っていたアンティークのミシンの足です。古き良きものを活用される楽しみも忘れません。
Esquisse(エスキス)とは、建築用語で下絵やデッサンなど頭のなかに浮かぶイメージを書き出す作業のこと。雑誌の切り抜きなどに加えて、美術部出身の奥様がスケッチブックに何度もイメージを書き起こしてくださったことから、テーマ名として決められました。